御嶽山登山(1)

 夏休みを利用して毎年行っている日本百名山巡りは、今年は、御嶽山へ登ってきました。御嶽山は、長野県と岐阜県の境界にあり、北アルプスの南に位置しています。頂上(剣ヶ峰)の標高は、3067mです。古くから山岳信仰の山として崇められています。山頂は、御嶽教の総本山で、御嶽神社奥社があります。我々が登った時も、白装束の信者さんに出会いました。御嶽山の登山口は、数か所あり、我々は、田の原天然公園内にある王滝口より登った。まずは、なだらかな公園の遊歩道を進み、大江権現という社から樹林の中へ入った。登りがやや急になったが、横木が敷いてあるので、足場は安定し、歩きやすい登山道だった。やがて岩場となり、登りも急となった。金剛童子(7合目)からは、眺望が広がるはずであったが、残念ながら、山は雲の中であった。さらに急な岩場を登り続け、王滝頂上へ着いた。王滝頂上神社の横を通り抜けると、御嶽山頂上(剣ヶ峰)が見えてきた。登りがやや緩やかな岩礫だらけの八丁ダルミに入ると、硫黄のにおいが鼻をついた。御嶽山は、活火山である。酸素も薄くなり、息苦しいが、あと一頑張りと、やっと山荘にたどり着いた。さらに、立派な石段を登ると、剣ヶ峰山頂であった。山頂には、御嶽神社が祀られていた。そこには、登山道の途中で出会った、凛として、美しい、白装束の信者さんがいて、思わず、顔が緩んでしまった。
登山の起点の王滝口。この鳥居をくぐって登山開始。標高は、2180m。 大江権現の祠
8合目あたりに提示してあった登山マップ いざ頂上へ。八丁ダルミより剣ヶ峰を見る。硫黄のにおいが鼻をつく。
剣ヶ峰近くより王滝頂上を眺める。カルデラの辺縁の厳しい尾根が続いている。 頂上の御嶽神社奥社の石段で再会した、凛として美しい信者さん。残念ながら後姿になってしまいました。