院長こらむ:アンチエイジングのお話 その13のつづき

腸内フローラ(腸内細菌叢)の改善をはかり、健康で長生きしましょう。その食餌内容を簡単に紹介します。

1)排便のコントロールに貢献する食材は、不溶性植物繊維です。
不溶性植物繊維は、腸の蠕動運動を活発にし食物を体外へ排出させやすくし、また、腸内で溶けにくいため、便の量もおおくなります。不溶性植物繊維が多く含まれる野菜は、ごぼう、さつまいも、いんげん豆、おくら、かぼちゃ、ほうれん草、にら、たけのこ、ブロッコリーなどが知られています。

2)善玉菌を増加させる方法として、「プロバイオテイクス」と「プレバイオテイクス」という概念があります。
プロバイオテイクスとは、生きたまま腸に届いて人体に好影響を及ぼす生きた微生物やそれらを含む食品のことです。乳酸菌やビフィズス菌やそれらを多く含む発酵食品が当てはまります。プレバイオテイクスとは、善玉菌のエサになるもので、水溶性植物繊維やオリゴ糖などが当てはまります。
それぞれの具体的な食品は以下のものです。

発酵食品:納豆、みそ、チーズ、漬け物、ヨーグルト、乳酸菌飲料、キムチなど。
水溶性植物繊維を多く含む食品:にんにく、なめこ、アボガド、おくら、わかめ・昆布・もずくなどの海藻類。
オリゴ糖を多く含む食品:はちみつ、バナナ、レーズン、リンゴ、きなこ(大豆)タマネギ、ごぼうなど。

ちなみに、私の朝食は、まず、葉物野菜、トマト数きれ、キュウリを和風ドレッシングで食べます。
次に、パンにチーズをのせたトースト、それにハチミツをかけ、シナモンを振りかける。
バナナ半分をぶつ切りし、ヨーグルト大さじ3杯、ときに別の果物追加しています。

昼食は、ご飯主食の手弁当または、週2回、老人ホームの検食(約650Kカロリー)、夕食は、ワイングラス1杯とおかずだけを食べています。
また、キムチ納豆は我が家の定番ですが、素晴らしい食材とあらためて認識しました。
まずまずの食習慣と自負していますが、欠点は、甘党のため、間食にスウィートが多く、なかなか小太りから脱しきれません。
特に、’あんこ’に目がありません。最後の晩餐は、’おはぎ’と決めています。

腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスを良くするための食餌のキーワードは、発酵食品、植物繊維、オリゴ糖です。身体を維持するためには、肉などのタンパク質も必要であり、要は、いろんな食品をバランスよく摂ることでしょう。
さらに運動後、悪玉菌の割合が減ったとの報告もあります。
このように、食生活の改善、運動を含めた規則正しい生活習慣、安定した精神で長生きしましょう。

Banff 市庁舎?観光用商店街の外れにありました。 市街地よりすぐ近くにCascade Mountain が望めました。カナデイアン ロッキーの山麓の街と実感できます。
バンフ駅舎。自由に線路の中に入れます。 バンフ近郊。川沿いの右側にゴルフ場がありました。有名らしいです。